舌側矯正
歯の表ではなく、舌のある裏側に矯正装置を装着します。普通に会話している場合には正面からは見えにくく、歯の裏側に取り付けて矯正をする治療法のため、周りの目が気になりづらい治療法です。構造的に歯を後ろに寄せていく力をかけやすく、前歯が出ている上顎前突(出っ歯)に有効な治療法です。
また、舌側は唾液が循環しやすい場所ですからむし歯の原因菌の活動が抑制されます。そのため、表側に比べると舌側矯正はむし歯になりにくいとされています。
舌側矯正のメリットとデメリット
メリット
- 装置が目立ちにくいため、人前でも気になりません。
- かなり幅広い症例で可能です。
- 治療期間は基本的にブラケット矯正と同じです。
デメリット
- 装置が舌に当たって当初は発音しにくくなるケースがあります。
※ただし、慣れることでほとんどの場合は解消していきます。 - 特殊な装置を使い、高度な技術が必要なので、治療費は比較するとやや高額になります。